「日中与党交流協議会」6年ぶりに開催
中国・北京で3日、自民・公明の与党幹部らと中国共産党幹部が意見交換を行う「日中与党交流協議会」が6年ぶりに開かれた。
協議会は日中関係の悪化などの影響で中断されていたが、今回、6年ぶりに開催され、自民党の谷垣幹事長や公明党の井上幹事長ら日中あわせて20人ほどが参加した。
会議の開幕式で谷垣幹事長らは急速な少子高齢化が進む中国に対して、日本の経験を共有したいと述べた。
一方、中国側は日中関係が改善と発展の重要段階にあるとしながらも「歴史問題で神経を逆なですることを望まない」と述べ、歴史認識や中国の海洋進出をめぐる日本の姿勢をけん制した。
谷垣幹事長らは4日、中国共産党序列4位の兪正声政治局常務委員や李源潮国家副主席と会談する予定。