米銃乱射 容疑者自宅に爆弾や銃弾4千発超
アメリカ・カリフォルニア州で14人が殺害された銃の乱射事件で、警察は容疑者の男の自宅から多数のパイプ爆弾や銃弾などが見つかったことを明らかにした。
この事件は2日、カリフォルニア州サンバーナディーノで銃の乱射事件があり、14人が死亡、21人がケガをしたもので、サイード・ファルーク容疑者(28)と妻とみられる女が警察との銃撃戦で死亡した。
警察は3日、会見で、ファルーク容疑者の自宅からパイプ爆弾12個や爆弾を作る材料に加え、4000発以上の銃弾が見つかったと明らかにした。警察は犯行の動機は不明だとしているが、NBCテレビは、ファルーク容疑者がテロ関係者としてアメリカ当局が監視している海外の複数の人物と連絡を取っていたとみられると伝えていて、警察は事件の全容解明を急いでいる。
オバマ大統領「テロと関係している可能性もあるが、わからない。職場と関係している可能性もある」
こうした中、オバマ大統領は3日、事件の動機はわからないとして、FBIなどによる捜査の結果を待つ姿勢を示した。その上で、「武器の購入を難しくする措置をとっていく」として、共和党などの反対で進展しない銃規制の強化を重ねて訴えた。