米雇用統計発表 FRB利上げ可能性高まる
アメリカの11月の雇用統計が4日発表され、就業者数は市場予想を上回った。FRB(=連邦準備制度理事会)が、今月、利上げに踏み切る可能性が高まっている。
アメリカ労働省が4日に発表した11月の雇用統計で、景気の動向を反映する農業部門以外の就業者数は前の月と比べ21万1000人の増加となり、20万人程度の増加を見込んでいた市場の予想を上回った。また、失業率も前の月と同じ5.0%と、リーマンショック前の水準を維持した。
市場関係者は、「雇用の回復が改めて示されたことで、アメリカの中央銀行にあたるFRBが今月半ばに行う会合で、ゼロ金利政策を解除して利上げに踏み切る可能性が高まった」と話している。