“米主導の有志連合から空爆”シリアが発表
シリア外務省は7日、アサド政権軍の拠点がアメリカ主導の有志連合による空爆を受け、兵士3人が死亡したと発表した。アメリカは関与を否定している。
シリアの国営メディアによると、シリア外務省は7日、東部のデリゾール県にあるアサド政権軍の拠点が、有志連合による空爆を受けたと発表した。兵士3人が死亡、13人がケガをしたという。
シリア外務省は空爆を強く非難した上で、国連の安全保障理事会に対し、速やかに介入するよう求めた。有志連合は過激派組織「イスラム国」を標的としているが、アサド政権軍に対して空爆を行ったとすれば初めてのこと。
一方、有志連合を主導するアメリカの国防総省は、空爆は石油の施設を狙ったもので、近くにアサド政権軍の兵士がいたとの兆候はないとして、関与を否定した。