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「イスラム国」毎月約100億円の収入か

2015年12月8日 17:44

 アメリカの調査会社は7日、過激派組織「イスラム国」が有志連合による空爆などで収入を減らしているものの、今も毎月約100億円を得ているとの分析結果を発表した。

 アメリカの調査会社・IHSは、「イスラム国」は毎月8000万ドル(約98億6000万円)の収入を得ていると分析した。収入の約半分は、「イスラム国」が支配地域内で課す電気や携帯電話などへの「税金」と財産の略奪で、43%が石油収入、残りが麻薬の密売などだという。外部からの影響を避けるため、寄付には依存していないとしている。

 一方、アメリカ主導の有志連合による空爆は「イスラム国」の石油収入を減少させており、戦闘員の給与をカットしたり、電気料金を上げたりするなどの影響が出ているという。