スイスのジュネーブでシリアのパスポートを持った男２人が爆発物製造などの容疑で逮捕され、検察当局は１２日、テロ組織に関わっている可能性もあるとみて訴追手続きを始めたことを明らかにした。

　ロイター通信などによると、スイス検察は１１日、シリアのパスポートを持った男２人の車から爆発物の痕跡が見つかったとして爆発物を製造し隠し持ったなどの疑いで逮捕した。検察は訴追手続きに入ったが、２人は過激派組織「イスラム国」などのテロ組織に関わっている可能性もあるという。

　スイスのメディアによると、スイス当局は「イスラム国」との関係が疑われる４人を追跡しており、ジュネーブやその周辺で警備を強化していた。