米国務省 中国人権派弁護士の釈放求める
中国で政府の少数民族政策を批判したなどとして起訴された人権派弁護士の初公判が行われたことを受け、アメリカの国務省は14日、あらためて弁護士の釈放を求めた。
人権派弁護士の浦志強氏はインターネット上に政府の政策を批判する書き込みを行い、騒動を引き起こした罪などに問われ、14日、北京で初公判が開かれた。
これについてアメリカ国務省のカービー報道官は、問われている罪が曖昧だと指摘し、浦氏の釈放と公平な裁判の実施を求めた。
カービー報道官「浦氏のような弁護士は抑圧の対象ではなく、中国の繁栄や安定に貢献するべき存在だ」
中国の人権派弁護士などが相次いで拘束されていることを受け、今年9月に行われた米中首脳会談でもオバマ大統領が習近平国家主席に直接懸念を伝えている。