露大統領、シリア情勢巡り“米と協力”強調
ロシアのプーチン大統領は17日、年末恒例の長時間にわたる記者会見を行い、内戦が続くシリア情勢をめぐって対立するアメリカに歩み寄る考えを示した。
プーチン大統領は毎年、年末に内外のメディアを集めて長時間の記者会見を行っていて、この日も3時間以上に及んだ。この中でプーチン大統領は、シリア情勢の打開に向けてアメリカと協力する考えを強調した。
プーチン大統領「我々は、シリア和平に関する国連安保理の決議案を含めアメリカの提案を支持する」
ロシアとアメリカはシリアのアサド政権の処遇をめぐって対立しているが、プーチン大統領はアサド政権と反体制派の双方が妥協する必要があると指摘して、和平の実現に意欲を示した。
関係国は、アサド政権と反体制派が年明けの来月1日を目標に対話を始めることで合意しているが、18日にはアメリカのニューヨークで会合を開き、乱立する反体制派をどうまとめるかが話し合われる。