クリントン氏、トランプ氏の発言「差別的」
来年のアメリカ大統領選挙を前に19日、与党・民主党の候補によるテレビ討論会がニューハンプシャーで行われ、支持率トップのクリントン氏は、イスラム教徒の入国禁止などを主張する、野党・共和党の候補トランプ氏の発言を批判した。
クリントン氏「トランプ氏は過激派組織『イスラム国』の最高の勧誘者になっている。彼がイスラム教徒を侮辱することで、過激なテロリストを生むことになる」
クリントン氏はこのように述べ、トランプ氏の発言について「差別的であり、受け入れるべきではない」として、痛烈に批判した。
また、他の候補も、「トランプ氏のように経験もなく無能な人物の言うことをうのみにするべきではない」などと訴えた。
民主党の候補者選びでは、クリントン氏が他の2人に大きな差をつけ独走状態となっていて、アメリカメディアは、クリントン氏がすでに共和党との戦いに目を向けていると指摘している。
【世論調査】12月10~13日(ABC/WP調べ)
●クリントン氏:59%
●サンダース氏:28%
●オマリー氏:5%