大統領選の指名争い トランプ氏が2位転落
来年行われるアメリカ大統領選挙の共和党の候補者指名争いで、トップの支持を集めていた不動産王のトランプ氏が、最新の世論調査で2位に転落した。
ニューヨークタイムズ紙などが行った27日発表の世論調査によると、唯一の黒人候補で元外科医のカーソン氏がトップの支持率となった。
トランプ氏は2位に転落したものの、3番手のルビオ上院議員や4番手のブッシュ元フロリダ州知事らに大きな差をつけている。ただ、奔放な発言を繰り返すトランプ氏に対し、メディアからも批判的な論調が出始めており、人気に陰りがでてきたとの見方もある。
一方で、調査では「最終的に誰に投票するか」との質問に対して、7割の人が「時期尚早だ」と答えており、候補者選びは当面、混戦が続きそうだ。
28日には、共和党候補による討論会が行われる予定で、各候補が舌戦を繰り広げることになる。