トランプ氏“日米同盟を維持”初めて示す
来年のアメリカ大統領選にむけた共和党の候補者レースでトップを走り、これまで日本に批判的な発言を繰り返してきたドナルド・トランプ氏が、現在の良好な日米同盟関係を維持したいとの考えを初めて示した。
トランプ氏はこれまで日米安全保障条約について、アメリカが攻撃されても日本は助ける必要がなく不公平だとして批判する発言を繰り返してきた。しかし27日、NNNなどの取材に対し、こう述べた。
トランプ氏「(Q:日米安保条約を変えたいのか?)いや、我々は日本と非常に良い関係を築くのだ。私は日本を愛している」
この日の発言は、仮に選挙に勝ち進んでも日米安保条約の改定は考えていないことを明言し、良好な日米関係を維持する重要性について初めて述べたもの。
17人が出馬表明した共和党の候補者レースで、トランプ氏はジェブ・ブッシュ氏などを抑えて各種世論調査の支持率トップを維持している。