有志連合 「イスラム国」幹部10人を殺害
過激派組織「イスラム国」の壊滅に向けたアメリカ軍など有志連合による空爆で、この1か月で10人の「イスラム国」幹部が殺害されたことが明らかにされた。
これは、有志連合のウォレン報道官が29日にテレビ会見で発表したもので、イラクとシリアでの空爆で、この1か月間に10人の幹部を殺害したとしている。
このうちの1人は、パリ同時多発テロの首謀者とされるアバウッド容疑者と直接の関係があったムアダン幹部とされ、今月24日にシリアで殺害したという。どのような関係だったのかは明らかにされていないが、この幹部は欧米へのさらなる攻撃を計画していたという。
また、今月26日に殺害した別の幹部も、パリ同時多発テロの容疑者らのネットワークとつながりがあったとしている。
有志連合は最近の空爆で「イスラム国」幹部の殺害に重点を置いており、ウォレン報道官は「イスラム国」の能力は損なわれていると強調した。