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モスクワの駅で爆発物騒ぎ 客ら一時避難

2016年1月2日 9:40

 ロシアの首都・モスクワで1日、鉄道の駅に爆発物が仕掛けられたとの情報があり、約1000人が一時避難した。

 ロシア通信によると、警察に1日、モスクワ市内の鉄道の駅に爆発物が仕掛けられたという匿名の情報があった。このため、警察は市中心部の2つの鉄道の駅から利用客ら約1000人を避難させて捜索を行ったが、爆発物は見つからなかった。

 2つの駅はいずれも、国際空港や南部の都市とを結ぶ列車が発着するターミナル駅で、休暇を利用して帰省や旅行をする人で混雑していた。

 ロシアはシリア領内で過激派組織「イスラム国」への空爆を継続しており、「イスラム国」はロシアでのテロを示唆する声明を出している。

 このため、モスクワ市当局は年越しのカウントダウンで大勢の市民が集まる赤の広場への入場を制限するなど警戒を強めていた。