サウジアラビアとイランとの緊張が高まる中、イランは７日、イエメンにある大使館がサウジアラビアによる空爆を受けたと主張した。一方のサウジアラビア側は、空爆を真っ向から否定している。

　イランの国営メディアは７日、イエメンの首都サヌアにあるイラン大使館がサウジアラビアに空爆され、複数のケガ人が出たと伝えた。

　イラン外務省は、「国際条約違反だ」と強く非難し、外務副大臣は、「被害の報告書を国連に速やかに提出する」と述べた。

　一方、サウジアラビアを中心とした連合軍は声明を出し、イラン大使館への空爆は行っておらず、「イランの主張は虚偽だ」と真っ向から否定している。

　ＡＰ通信は現場を訪れた記者の話として、大使館に被害は見られなかったと報じている。