週明けの上海株式市場、5%以上下落
年初から大幅に下落している中国・上海の株式市場は、週明けの11日も売り注文が相次ぎ、先週末の終値と比べて5%以上値下がりした。
上海の株式市場では11日、代表的な株価指数が、先週末の終値と比べて5.3%安となった。専門家は、年末から続く人民元安による資本流出への懸念に加え、市場の混乱で当局への信頼が薄れていることが原因とみている。
今年に入って11日でまだ6営業日だが、年末と比べるとすでに15%近く下落している。上海と深セン(「土」へんに「川」)の株式市場では、4日、株価が急変動した場合に取引を強制的に打ち切る制度が導入された。
しかし、4営業日で2度も取引が打ち切りとなり、制度自体が一旦取り止めとなるなど、今年に入って混乱が続いている。