ロシアのモスクワを訪れている自民党の高村副総裁は１２日、ラブロフ外相と会談する。北方領土問題の進展に向け、プーチン大統領の日本訪問などについて協議するとみられる。

　モスクワを訪れている自民党の高村副総裁は１１日、ロシア下院議員らと会合を行い、関係が良好な安倍首相とプーチン大統領の両政権下で北方領土問題を解決し、平和条約を結ぶ努力をするべきとの考えを示した。

　高村副総裁は、１２日にはラブロフ外相と会談し、北方領土問題の進展に向け、プーチン大統領の日本訪問に関する協議や春ごろで調整している安倍首相のロシア訪問の地ならしを行うものとみられる。

　また、北朝鮮の核実験や中東情勢への対応などをめぐり、意見交換するとみられる。