トルコで“自爆テロ”「イスラム国」関与か
トルコの最大都市・イスタンブールの観光の中心地で12日、爆発があり、観光客ら10人が死亡した。トルコ政府は自爆テロと断定した。
地元当局によると、イスタンブール旧市街にあるスルタンアフメット地区で12日、爆発があり、10人が死亡、15人が負傷した。地元メディアによると、死者にはドイツ人の観光客らが含まれているという。イスタンブールの日本総領事館によると、日本人が巻き込まれたとの情報は入っていない。
トルコのクルトゥルムシュ副首相は会見を開き、爆発は自爆テロと断定。エルドアン大統領も「シリア人による自爆テロと考えられる」と述べた。また、ロイター通信は当局者の話として、過激派組織「イスラム国」が関与した可能性があると伝えている。
現場一帯は世界文化遺産に登録されており、日本人にも人気の「ブルーモスク」のすぐ近く。
トルコでは去年10月にも、首都・アンカラで100人以上が死亡する自爆テロ事件が起き、当局は「イスラム国」が関与したとみている。