実行犯はシリア人で最近入国~トルコ副首相
トルコの最大都市・イスタンブールの観光の中心地で12日に起きた爆発で、トルコの首相は過激派組織「イスラム国」による自爆テロだと断言した。
12日にイスタンブールで起きた爆発で、地元当局によると、これまでに10人が死亡、15人が負傷した。ドイツ政府は、死者にドイツ人が少なくとも8人含まれていると明らかにした。
トルコのダウトオール首相は自爆テロ事件と断定した上で、実行犯は外国籍で、「イスラム国」のメンバーだと述べた。また副首相も、実行犯は1988年生まれのシリア人で、最近、シリアからトルコに入国した人物だと明らかにした。
一方、これまでに「イスラム国」が犯行声明を出したという情報は入っていない。
トルコでは去年10月に、首都・アンカラで自爆テロが起き、100人以上が死亡するなど、「イスラム国」によるとみられるテロ事件が相次いでいるほか、クルド人の反政府武装勢力もテロ行為を繰り返している。