トランプ、クルーズ両氏が討論 米大統領選
アメリカ大統領選挙で共和党のテレビ討論会が14日、行われた。党の候補者を絞り込む「予備選挙」のスタートを2週間後に控え、支持率トップの不動産王トランプ候補らが激しいやりとりをかわした。
来月1日、「予備選挙」の初戦が行われるアイオワ州では、保守強硬派の上院議員クルーズ候補が支持率でトランプ候補を上回っている。討論会でトランプ氏は、カナダ生まれのクルーズ候補に出馬資格があるのか疑わしいと攻撃した。
トランプ氏「私が勝てばクルーズ氏を副大統領に指名しようと思っていたが、それは問題となり私が困る」
クルーズ氏「君からのアドバイスはいらない」
憲法では大統領の資格を「生まれながらのアメリカ人」と定めており、母親がアメリカ人のクルーズ氏は、問題ないと主張している。
トランプ氏はまた、過激派組織「イスラム国」の関与が疑われるインドネシアのテロ事件について言及し、イスラム教徒のアメリカへの入国を禁止するとした持論を改めて主張した。