クリントン氏 私用メールに「最高機密」も
アメリカ大統領選挙で、民主党の支持率トップのクリントン氏が国務長官時代に私用のアドレスを使ってやりとりしたメールの一部に最高レベルの機密情報が含まれていることがわかった。選挙戦への影響も予想される。
クリントン氏は国務長官時代、公務に私用のメールアドレスを使っていたことが問題視されている。アメリカ国務省は29日、クリントン氏のメール、約1000ページ分を公開したが、一方で22通のメールには「トップ・シークレット」扱いの極秘情報が含まれているとして公開しなかった。メールをやりとりした時点では機密指定はなかったということだが、その後、情報機関の要請で極秘扱いになったという。
大統領選の候補者選びは週明けから本格化するが、この問題でクリントン氏への逆風が再び強まることも予想される。