シリア和平協議 25日までの中断を発表
シリアの内戦終結を目指し、スイスで行われている和平協議で、仲介する国連の特使は3日、協議を今月25日まで中断すると発表した。
国連のデミストゥラ特使は3日、「1週間の準備協議を終え、さらにやるべきことが残っているとの結論に至った」などと述べ、協議を今月25日まで中断すると発表した。
協議をめぐっては、アサド政権側はこれまで、反体制派側の代表団にテロ組織が含まれていると主張。一方の反体制派側も政権側による空爆が停止されるなどしなければ参加できないなどと訴え、実質的な協議は始まっていなかった。
シリアでは今週もアレッポ周辺で反体制派の支配地域に政権軍が攻勢をしかけるなど激しい戦闘が続いていて、内戦終結に向けた道のりは不透明さを増している。