台湾地震14人死亡 捜索活動続く
6日朝、マグニチュード6.4の強い地震が発生した台湾南部では、これまでに14人が死亡、480人以上がケガをした。救出活動が続くビルの倒壊現場から高井望記者が伝える。
最も被害が大きい台南市の現場では、16階建てだったビルが横倒しになっている。まだ150人以上が行方不明で、生き埋めになっている可能性があり、懸命の捜索活動が続いている。
台湾南部を襲った地震では、震源の高雄市に隣接する台南市などで大きな被害が出ている。地元メディアによると、これまでに9棟のビルが倒壊、14人が死亡、484人がケガをしている。
一方、死亡した14人のうち12人が犠牲になった倒壊したビルの壁面からは缶のようなものが確認されるなど、ビルの構造に不自然な点もあり、地元メディアは、欠陥があった可能性も指摘している。
周辺を見渡すと、他の建物はほぼ無事で電気も通じていて、被害は局地的。当局の担当者は、ビルの倒壊の責任についても追及する方針。