台湾地震 死者15人に ケガは487人
台湾南部で6日に発生した強い地震では多くのビルが倒壊し、これまでに15人が死亡した。今も約150人の行方が分かっておらず、現場では夜を徹しての救出活動が続いている。
台湾南部を襲ったマグニチュード6.4の地震では、震源の高雄市に隣接する台南市で大きな被害が出ている。地元メディアによると、台南市内ではこれまでに9棟のビルが倒壊、15人が死亡、487人がケガをしている。
中でも台南市で倒壊した16階建てのビルに被害が集中していて、このビルだけで12人が死亡し、今も約150人が行方不明となっている。
周囲の建物に比べ、このビルの被害は際立っていて、倒れたビルの壁には、缶のようなものが埋め込まれているのが確認できる。複数の地元メディアは、ビルの構造に欠陥があった可能性を指摘している。
このビルでは、6日深夜にも生存者が発見されるなど夜を徹しての救出活動が続いている。