【台湾大地震】6人死亡、367人ケガ
台湾南部で6日朝、マグニチュード6.4の強い地震があり、ビルが倒壊するなどしてこれまでに6人が死亡、367人がケガをした。ビルには閉じ込められている人が多数いるとみられ、救出活動が続けられている。
台湾の気象当局によると、6日午前3時57分、台湾南部の高雄市を震源とするマグニチュード6.4の地震があった。被害が最も大きいのは隣接する台南市で、地元メディアによると、17階建てのアパートなど少なくとも8棟のビルが倒壊、アパートでは生後10日の赤ちゃんを含む5人が死亡した。このアパートには250人以上が住んでいるとみられ、これまでに221人が救出されたが、今も数十人がガレキに閉じ込められているとみられる。
地元メディアは、台南市ではこの他、倒れた給水塔の下敷きになり女性1人が死亡、台湾全体で367人がケガをしたと伝えている。
現場では、マグニチュード4程度の余震が続く中、軍や消防など1000人以上が出動して救助活動に当たっているが、被害の全容は分かっていない。また、広い範囲で停電や断水が起きている他、高速鉄道が南部で運転を見合わせていて、復旧の見通しは立っていない。
日本の窓口機関である交流協会によると、日本人が巻き込まれたとの情報は入っていないという。