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北ミサイル発射 韓国がミサイル配備協議へ

2016年2月8日 12:57
北ミサイル発射 韓国がミサイル配備協議へ

 北朝鮮は7日、人工衛星と称する弾道ミサイルを発射した。一方、韓国軍は8日午前、北朝鮮の警備艇が海の軍事境界線を越え、一時韓国側の海域に侵入したと発表した。新たな挑発の可能性もある。

 北朝鮮の警備艇は1隻で、300メートルほど韓国側の海域に侵入したが、韓国軍が警告射撃を行い、20分後に引き返していったという。

 そして、北朝鮮は8日朝の労働新聞で、金正恩第1書記がミサイル発射を指示する書類に署名する写真を大きく掲載している。発射に関わった科学者や軍人らとみられる大人数が金第1書記を囲んで撮影した記念写真もあり、成果を大々的にアピールしている。

 韓国側も対応に乗り出している。韓国国防省は7日、アメリカの最新式迎撃ミサイル「THAAD」を国内配備することをアメリカと協議すると発表した。これについては中国が反発しているが、北朝鮮の脅威が高まる中、ここへきて韓国政府は中国の反発を受けてでも、アメリカとの連携を重視する姿勢を明確にした形。