米大統領、キューバへ人権問題も提起と強調
アメリカのオバマ大統領は20日、週末恒例のビデオ演説で、来月21日からのキューバ訪問について初めて言及し、キューバ側に対し人権問題なども提起していく姿勢を強調した。
現職大統領として88年ぶりにキューバを訪問するオバマ大統領は、訪問はアメリカとの新しい関係やキューバの改革を「前に進める好機だ」として、その意義を訴えた。
その上で、カストロ国家評議会議長にキューバの人権問題の改善も提起することを強調した。
オバマ大統領「民主主義や人権問題など、重大な相違点もキューバ政府と素直に話すつもりだ」「キューバのみなさん、ハバナで会いましょう(※スペイン語)」
また、野党共和党などの間でキューバとの国交正常化への反対論が根強いことにも配慮し、オバマ大統領は、反体制派を含む市民グループとも面会する予定で、「言論の自由などの普遍的な価値を支援する」ことを改めて確約した。