候補者選び第3戦 クリントン氏が勝利確実
アメリカ大統領選挙の民主党候補者レースは20日、ネバダ州で第3戦が行われ、NBCテレビは日本時間21日午前7時15分過ぎ、「クリントン前国務長官が勝利確実になった」と伝えた。
NBCテレビによると、集計率70%の段階でクリントン氏が52%、サンダース上院議員が48%となっている。クリントン氏も自身のツイッターに「ありがとう」と書き込んだ。
直前の世論調査での支持率は、ほぼ互角だったが、ネバダ州は白人以外の住民が多く、この層の人気が高いクリントン氏が支持をつなぎ留め、猛烈な追い上げを見せたサンダース氏を振り切った形。
クリントン氏はこれで、初戦アイオワ州に続いて2勝目となった。来週末に行われるサウスカロライナ州の予備選挙の事前予測でも大きくリードしており、NBCテレビは今回の勝利で「民主党の選挙戦は分岐点となる」と伝えている。
一方、共和党は南部のサウスカロライナ州で予備選挙の投票が行われた。最新の世論調査(リアル・クリア・ポリティクスより)では、不動産王のトランプ氏が支持率トップを維持しているが、ルビオ上院議員やクルーズ上院議員が差を詰めてきている。(トランプ31.8%、ルビオ氏18.8%、クルーズ氏18.5%)