スイスで今週末、ＦＩＦＡ（＝国際サッカー連盟）の博物館がオープンする。幹部の汚職に揺れる中、約１６０億円をかけて一連の施設を整備したという。

　この博物館は、写真やユニホームなど１０００点以上の展示品を通じてＦＩＦＡやワールドカップの歴史などを紹介している。不正報酬をめぐり活動禁止処分を受けたブラッター会長のもと、約１６０億円をかけて博物館を含む建物全体を改装した。

　博物館の事務局長「展示を見れば（約１６０億円は）適切な投資だとわかるでしょう」「ブラッター氏も入場料を払えば一般客として博物館を見学できます」

　幹部の汚職に揺れるＦＩＦＡは、ブラッター氏の後任を選ぶ会長選挙を２６日に行う予定で、組織の改革を５人の候補者のうち誰の手にゆだねるかが決まることになる。