3期目“立候補表明”IAEA天野事務局長
IAEA(=国際原子力機関)のトップ・天野之弥事務局長は19日、来年で任期が切れることを受けて、3期目に向けての立候補を事実上表明した。
これは、オーストリア・ウィーンにあるIAEAの本部で開かれた記者会見で明らかにしたもの。天野氏は「加盟国が信任を続けてくれるのであれば、喜んでもう一期務めたい」と述べ、3期目に向け事実上の立候補を表明した。
イランの核開発問題での経済制裁解除を受けて、IAEAが今後、イランに対して行う検証や監視の役割が新たな責務となるなどとしている。
天野氏は現在68歳で、2009年にIAEAの事務局長に就任し、現在2期目を務めている。任期満了は来年11月で、3期目に向けた選挙の手続きは今年9月に始まる予定。