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対北制裁で米中合意、安保理決議採択へ

2016年2月25日 12:11
対北制裁で米中合意、安保理決議採択へ

 北朝鮮に対する国連安全保障理事会の制裁決議案をめぐり、アメリカと中国が合意したことがわかった。決議案は数日中に採択される見通し。

 安保理での決議案をめぐっては、北朝鮮との関係が深い中国が慎重な姿勢を示し、1月の核実験以降、協議が難航していた。その後、今月23日の米中外相会談で、「重要な進展があった」ことが明らかにされたが、両国は24日までに決議案の内容で合意したことがわかった。

 ある国連関係者は、「強い制裁案を中国側が受け入れた」と話していて、北朝鮮への石油の輸出禁止などが盛り込まれるかが焦点。

 一方、中国共産党の機関紙傘下の新聞「環球時報」は、関係者の話として「当局の指示で、中朝貿易の約50%が中断される」と伝えている。

 北朝鮮の国連大使「(Q:一言コメントを)何も言えません」

 安保理は数日中に決議案を採択する見通し。