米・共和党“主流派”強い首都で予備選
アメリカ大統領選挙の共和党の候補者選びで12日、「主流派」の牙城である首都ワシントンでも、投票が行われた。
共和党は日本時間13日午後にもワシントンでの結果を発表する見通しで、長年にわたって主流派の牙城である首都でもトランプ氏が強さを見せつけるかが注目される。
ブッシュ政権当時の幹部で共和党の主流派メンバーは、トランプ氏は大統領には不適格な人物だと訴えた。
共和党主流派・ボルテン元首席補佐官「トランプ氏は大統領にふさわしい片りんすら見せていない」
トランプ氏が首都の戦いを制すれば、大票田のフロリダなど5つの州で予備選が行われる今月15日の「ミニ・スーパーチューズデー」に向けていきおいをつけ、候補者指名へ大きく前進する可能性を増すことになる。
一方、この日、トランプ氏の集会では、差別的な発言に反対する男がステージにあがろうとして、逮捕される騒ぎがあった。前日には抗議活動が原因で集会が中止されたばかりで、反トランプの動きは緊張感を増している。