×

首都ワシントンでトランプ氏敗北

2016年3月13日 14:48
首都ワシントンでトランプ氏敗北

 アメリカ大統領選挙で共和党の候補者選びは12日、首都・ワシントンで予備選挙が行われ、選挙戦をリードする不動産王のトランプ氏は3位に沈んだ。

 ワシントンの共和党は主流派の牙城で、その支持を受けたルビオ上院議員が得票率37%で勝利し、36%と僅差の2位も主流派の一員であるケーシック・オハイオ州知事となった。トランプ氏は14%と3位に沈み、首都では根強い主流派の影響力をしのぐことはできなかった。(開票率100%)

 ブッシュ政権の幹部だった主流派のメンバーは、トランプ氏には大統領の適性はないとして他の候補への投票を呼びかけていて、これが効果を上げた形。

 共和党主流派・ボルテン元首席補佐官「トランプ氏は大統領にふさわしい人物としてなんの片りんも見せていない」

 ただトランプ氏は5つの州で予備選がある15日のミニ・スーパーチューズデーの事前予測ではリードしており、ここで候補者指名へ向け大きく前進したい考え。

 この日のトランプ氏の集会では、差別的な主張に反対する男がステージに駆け寄り、逮捕された。前日には抗議活動が原因で集会が中止されたばかりで、緊張感は増している。