オバマ米大統領がキューバ到着 歴史的訪問
アメリカのオバマ大統領が現職のアメリカ大統領として88年ぶりにキューバを訪問している。去年国交を回復したキューバとの関係改善をさらに進める狙いで、歴史的な訪問となる。
オバマ大統領は日本時間21日午前5時過ぎ、キューバの首都ハバナに到着した。オバマ大統領は笑みを浮かべながらタラップを降りると、出迎えたキューバ政府関係者と握手を交わした。
オバマ大統領は21日にはカストロ国家評議会議長と会談し、国交正常化の加速や人権状況の改善を強く求める構え。キューバ国民向けの演説や反体制派のメンバーとの面会も予定されていて、キューバの民主化や市民生活の向上に積極的に関与していく姿勢をアピールする。
任期が残り1年を切ったオバマ大統領としては、22日までの訪問を通じてキューバとの関係改善を外交上の成果として強く打ち出したい考え。