北朝鮮レストラン従業員 集団で韓国に脱北
韓国政府は、外国にある北朝鮮レストランの従業員13人が、集団で韓国に脱北したと発表した。「制裁の効果が表れたものだ」としている。
韓国統一省によると、7日、韓国に脱北したのは、北朝鮮が外国で運営しているレストランの支配人の男性1人と、女性従業員12人。どの国にあるレストランかは明らかにしていない。
韓国政府は北朝鮮の核実験や長距離弾道ミサイル発射に対する独自制裁を行っていて、外貨稼ぎの手段となっている外国の北朝鮮レストランを利用しないよう国民に対し呼びかけている。
従業員たちは脱北の理由について「制裁で打撃を受け、当局から要求される上納金の支払いが負担になった」と説明しているという。
韓国政府としては、独自制裁が効果を発揮していることをアピールする狙いもあるものとみられる。