「パナマ文書」流出元の法律事務所を捜索
いわゆる「パナマ文書」が流出し各国の政治家らの課税逃れが指摘されている問題で、中米・エルサルバドルの警察は8日、その流出元である法律事務所の現地事務所を家宅捜索した。
警察は8日、首都サンサルバドルで法律事務所「モサック・フォンセカ」の現地事務所を家宅捜索した。パナマに本社がある「モサック・フォンセカ」は、顧客の租税回避のため「タックスヘイブン(=租税回避地)」での会社設立などを請け負う業務を行っている。ここから流出した、いわゆる「パナマ文書」に各国の首脳やその関係者らが顧客として名を連ねていたことが発覚し波紋が広がっている。
AP通信によると、警察はこの事務所からパソコンなどを押収したほか、従業員への事情聴取を行ったという。警察は事務所の業務に法的問題がなかったか、調べを進めるという。