南米・ペルーの大統領選挙は投票が締め切られ、出口調査ではフジモリ元大統領の長女のケイコ・フジモリ氏（４０）が首位に立っているものの、当選に必要な過半数には届かず、６月の決選投票にもつれ込む見通し。

　ペルーの大統領選挙はフジモリ元大統領の長女のケイコ氏ら１０人が争い、日本時間１１日午前６時に投票が締め切られた。地元メディアは出口調査の結果を発表し、ケイコ氏が３７％から３９％で首位に立つものの、当選に必要な過半数には届かず、６月に２位の候補と決選投票を行う見通しだと伝えている。

　ケイコ氏は経済成長や治安対策を訴えて幅広い支持を集めたが、フジモリ元大統領の強権的な政治手法に対する根強い批判がケイコ氏へのマイナス感情につながり、抗議デモも起きていた。