国連事務総長選考 初の公開ヒアリング
国連は14日、今年12月で任期が切れる潘基文事務総長の後任を選ぶため、3日間の日程で候補者に対するヒアリングを終えた。公開の場で選考を行うのは国連創設以来初の事。
立候補しているのは、ニュージーランドのヘレン・クラーク前首相やユネスコのイリナ・ボコバ事務局長など9人。候補者は国連改革や貧困撲滅などに対する意見を述べた後、各国の国連代表からなどの質問に答えた。9人の候補者のうち4人が女性で国連創設以来初の女性トップが誕生するか、注目される。
事務総長の選出をめぐってはこれまで、「安全保障理事会が密室の中で決めている」との批判を受け、初めて公開の場でヒアリングが行われた。新しい事務総長は今年秋頃に決まる見通し。