北朝鮮きょう党大会“正恩体制”アピールか
北朝鮮では6日から、36年ぶりの朝鮮労働党大会が始まる。金正恩第1書記の体制の確立がアピールされるとみられるが、厳重な情報管理が敷かれている。
労働党大会は、平壌市内の会場で6日午前から始まるとみられる。朝鮮労働党の「最高指導機関」と位置づけられ、前回は、故・金正日総書記が故・金日成主席の後継者であると初めて公に発表されるなど、国家運営の重大な方針が示された。今回の党大会では金正恩第1書記の体制が確立したと内外にアピールする狙いがあるとみられる。
一方、情報は厳しく管理されていて、いまだに党大会の全日程や詳細は明らかにされていない。今回、世界各国から約130人のメディアが平壌入りしているが、自由に取材をすることは難しく、金正恩第1書記の業績をアピールする場所に案内される形。
5日は、学生らが放課後に活動を行う「万景台学生少年宮殿」がメディアに公開された。こちらは去年、朝鮮労働党の創立70年に合わせて改装されたばかりの場所で、施設内には、北朝鮮が人工衛星を打ち上げたとするロケットの模型が展示されていた。
党大会では金正恩第1書記が演説するものとみられる。自らの言葉で何を語るのか注目される。