北朝鮮、中国に「核開発続ける方針」伝える
中国を訪問している北朝鮮の李洙ヨン(「土」へんに「庸」)副委員長が1日、北京で習近平国家主席と会談した際、核開発を続ける方針を伝えていた。
北朝鮮の朝鮮中央通信によると、李副委員長は1日、習主席と会談し、先月上旬に行われた朝鮮労働党大会で核開発と経済発展を同時に進める「並進路線」が堅持されたと伝えたという。北朝鮮側が核開発を進める方針をあらためて中国の指導者に伝えたことになる。
一方、中国の国営・新華社通信によると、習主席は会談で、「朝鮮半島問題での中国側の立場は一貫している」と述べ、北朝鮮の核開発を認めない立場を伝えている。会談は中朝関係の改善を模索する動きと考えられるが、朝鮮半島の非核化を求める中国と北朝鮮の立場の違いもあらためて浮き彫りになった形。