ボクシング元世界ヘビー級チャンピオンのモハメド・アリさんが３日、亡くなった。アメリカのオバマ大統領らが英雄の死を悼んだ。

　通算３度の王座奪取、１９度の防衛を果たすなど多大な功績を残したアリさん。３日、敗血症性ショックのためアメリカ・アリゾナ州の病院で亡くなった。７４歳だった。

　生前親交のあった元世界チャンピオンのマイク・タイソンさんはツイッターで「神がチャンピオンを迎えに来た。さようなら偉大な人よ」と死を悼んだ。

　また、アメリカのオバマ大統領夫妻は声明を出し「リングの上でだけでなく、正しいことのためにも戦った。キング牧師やマンデラ元大統領と共に立ちあがった」と、人種差別の撤廃などを訴えてきたアリさんの功績をたたえた。