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“トランプ大統領”で日本は…ブレーン語る

2016年6月10日 7:00
“トランプ大統領”で日本は…ブレーン語る

 アメリカ大統領選挙で、事実上の候補となったトランプ氏。日本との外交政策をどう考えているのか、ブレーンの一人がNNNの取材に答えた。

 7日、最後の予備選挙を終えたトランプ氏は、自らの外交理念を訴えた。

 トランプ氏「(『アメリカが最優先』について)外交政策での意味は、アメリカをより安全にするもの以外は紛争に介入しないということだ」

 「アメリカの利益が最優先だ」とするトランプ氏。日本に対しては、在留米軍の費用負担を増やすよう主張している。繰り返される日本への要求について、トランプ氏の外交政策顧問にその真意を聞いた。

 トランプ氏の外交アドバイザー、ワリド・ファレス氏「トランプ氏が言っているのは、全てをもう一度考え直すということ。中国とアメリカとの間に多くの問題があるため、日本政府に対し故意に圧力を与えるようなことはしない」

 また、トランプ氏は、北朝鮮の脅威から自衛するため、日本が核を保有することも一つの考えだとしている。

 ワリド・ファレス氏「トランプ氏は日本や韓国に対し(核)武装するよう促すつもりではなく、こうした極端なシナリオを持ち出し議論を引き起こそうとしているのだ。トランプ氏は同盟国と協議し問題を解決することが重要だと考えている」

 トランプ氏は今後、外交経験の豊富な民主党のクリントン氏と政策論を戦わせることになる。過激で極端ともいえる政策について、この先、納得のいく説明ができるのか。トランプ氏の真価が問われていくことになる。