トランプ氏「アメリカ第一」外交政策を語る
アメリカ大統領選挙の共和党候補者レースでトップを走る不動産王のトランプ氏が27日、自らの外交政策全般について初めて語った。
大統領候補者として包括的な外交方針を初めて示したトランプ氏は、「アメリカ第一」という独自の理念を掲げ、外交方針の柱であることを強調した。
トランプ氏「『アメリカ第一』が私の政権で最重要・最優先の方針だ」「大統領として、国益という目線で世界を見ていく」
トランプ氏は、中国やロシアとの関係改善のほか、過激派組織「イスラム国」について、自分が大統領になれば「すぐになくなる」などと述べた。しかし、具体的な政策はほとんど示さなかった。アメリカメディアからは、いつもの演説と変わらず具体性に欠けるとの批判が上がっているが、候補者指名が現実味を増す中、大統領候補としての資質を自らアピールする狙いがあるとみられる。