WADA会長「さらに厳しい措置も」
リオデジャネイロオリンピックの陸上競技にロシアがドーピング問題で参加できなくなったことに関し、WADA(=世界反ドーピング機関)のトップが20日、今後の調査次第でさらに厳しい措置もあり得るとの見方を示した。
国際陸上競技連盟(=IAAF)は先週、組織的なドーピングが行われているとして、リオデジャネイロオリンピックの陸上競技にロシアの参加を認めない決定を下した。これに関して、WADAのリーディー会長は、今後の調査次第で前例のない措置を取る可能性があると話した。
リーディー会長「今後、ドーピングの問題が他のスポーツでも証明された場合、新たに対応する必要があるだろう」
ロシアのムトコ・スポーツ相も20日、地元メディアに「最悪の場合、すべての種目に出場できない可能性がある」と述べていて、陸上競技以外にも問題が広がる可能性が出てきた。
こうした中、IOC(=国際オリンピック委員会)は21日、臨時会議を開いて、ドーピング問題への対応を協議する予定。