北東アジア協力対話 4年ぶりに北朝鮮参加
北朝鮮の核問題を話し合う6か国協議の代表らが、22日から始まる民間主催の国際会議に出席するため中国・北京に入った。4年ぶりに北朝鮮も参加して核問題をめぐり意見が交わされる。
北京の空港には21日、アメリカのソン・キム北朝鮮担当特別代表や、日本の金杉憲治アジア大洋州局長ら、6か国協議の首席代表などが到着した。22日から北京で2日間の日程で開かれる民間主催の国際会議「北東アジア協力対話」に出席するためで、今回は4年ぶりに北朝鮮も参加する。しかし、北朝鮮側との個別の接触についてアメリカなどは否定した。
アメリカ、ソン・キム北朝鮮担当特別代表「(Q北朝鮮との個別で会談は?)その予定はない」
金杉アジア大洋州局長「今は特に(北朝鮮と)直接接触することは考えていない」
北朝鮮は、先月の朝鮮労働党大会以降、対話を模索する動きをみせているが、核開発を続ける姿勢は崩していない。今回の会議でも核開発の継続を主張するとみられ、非核化に向けた歩み寄りがあるかは、不透明。