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保守党の党首選挙 “最有力候補”が不出馬

2016年7月1日 6:30
保守党の党首選挙 “最有力候補”が不出馬

 辞任を表明したイギリス・キャメロン首相の後任を選ぶ保守党の党首選挙に、最有力とされていたジョンソン前ロンドン市長が出馬しないと表明した。

 先月30日、党首選挙への立候補が締め切られる直前にジョンソン前市長がロンドン市内のホテルで会見を開いた。同僚の意見を聞き出馬しないことを決断したと話した。

 ジョンソン氏「議会の状況などを考慮した結果、出馬すべきでないとの結論に達した」

 ジョンソン前市長は党首選挙の本命とみられていた。しかし、当初は支持を表明していたゴーブ司法相が一転して出馬に踏み切ったことから票が割れ、勝てないと判断したものとみられる。次の首相に就任することになる与党・保守党の党首選挙は先月30日に締め切られ、ゴーブ司法相、メイ内相、クラブ雇用・年金相など5人が立候補した。

 選挙戦はゴーブ司法相とメイ内相を軸に展開するとみられている。EU(=欧州連合)からの離脱というきわめて難しい国のかじ取りを迫られる新しい首相は、9月9日には事実上決まることになる。