外国人標的の計画的犯行か ダッカから中継
バングラデシュの首都ダッカで起きた武装集団によるレストラン襲撃事件で、20人が殺害されたことがわかった。現地から今村健太郎記者が中継で伝える。
バングラデシュではイスラム過激派によるとみられる事件が相次いでいるが、これだけの規模は初めてで衝撃が走っている。事件があったレストランは日本やアメリカの大使館もある地区にあり、普段から客の中にも各国の外交官やビジネスマンが多くいる。武装集団は、そうした客でにぎわう金曜日の夜を狙って襲撃しており、外国人を標的にした計画的な犯行とみられる。
バングラデシュはイスラム教徒が国民の約9割を占めるが、近年、イスラム過激思想の影響を受けたとみられる事件が相次いで発生している。去年9月にイタリア人男性が、さらに去年10月には日本人男性が殺害される事件が相次いで起きている。これらはいずれも過激派組織「イスラム国」を名乗る犯行声明が出ている。今回も同様の犯行声明が出ているが、事件の実態解明が急がれる。