イギリスで２６年ぶりの女性首相となるテリーザ・メイ新首相が１３日に就任した一方、キャメロン前首相は官邸を去ったが、官邸で雇用されているある生き物は「留任」することになった。

　首相として官邸に入ったメイ首相は主要閣僚の人事を行い、ＥＵ（＝ヨーロッパ連合）からの離脱派の中心人物だったジョンソン氏を外相に起用した。

　キャメロン前首相はメイ新首相と入れ替わりに官邸を去ったが、代々ネズミ対策として官邸で雇用されているネコは「留任」する。このネコは９歳のオス「ラリー」。「首相官邸ネズミ捕獲長」という役職。キャメロン前首相が２０１１年に採用したネコだが、首相交代後も現職にとどまるという。

　猫のラリーの公式ツイッターは７万人以上がフォローするほどの人気で、１３日にはキャメロン前首相が投稿したツーショット写真をリツイート。「誰にも見せないって言ったのに！」とコメントを添えている。