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依然低調 中国GDP前年同期比6.7%増

2016年7月15日 16:36
依然低調 中国GDP前年同期比6.7%増

 中国の今年上半期のGDP(=国内総生産)は、前年同期比6.7%のプラスにとどまり、依然として中国の景気の低調ぶりが改めて浮き彫りとなった。

 中国の国家統計局が15日に発表した今年4月から6月までのGDPは、前年同期比6.7%のプラスで1月から3月までの成長率と横ばいの水準だった。このため、今年上半期のGDPは前年比6.7%のプラスにとどまり、年間で7%の成長率を割り込んだ去年に続き、中国経済が依然、厳しい状況であることが明らかになった。理由としては民間による投資の鈍化や、輸出入の低迷が指摘されている。

 中国政府は、今年の成長目標を6.5~7%に設定しており、15日の発表でも「目標達成の基礎を固めた」としながらも「内外の環境はまだ複雑で厳しく、経済の下ぶれ圧力は依然として大きい」と、先行きが不透明な世界経済に警戒感を示している。