仏テロ“過激思想”急激に洗脳された可能性
84人が死亡したフランス・ニースのテロ事件で、フランス政府は16日、犯人が過激な思想に急激に洗脳された可能性があると発表した。
トラックを運転していたムハンマド・ブーレル容疑者についてフランスのカズヌーブ内相は、監視対象となっていなかったことを改めて認めた。
カズヌーブ内相「彼はイスラム過激派としては認識されていませんでした。(最近になって)非常に急激に過激化したようです」
同時に会見したルドリアン国防相は、精神的に不安定な時期に過激派組織「イスラム国」によるテロの呼びかけに応じてしまった可能性があるとの見方を示した。ブーレル容疑者は精神的な病を患っていたと父親が証言していて、当局は関連を調べている。
事件について、「イスラム国」は16日、犯行声明を出した。