共和党大会3日目 トランプ氏がヘリで登場
アメリカ大統領選に向けた共和党大会は3日目。大統領候補に正式に指名されたトランプ氏が再び会場のあるオハイオ州に入った。
正式な指名を受けてから一夜明け、トランプ氏はすがすがしい表情を見せた。21日の登場の仕方も、派手な演出を好む「トランプ流」そのものだった。
地元ニューヨークからオハイオ州に戻ったトランプ氏は、自家用のヘリコプターで報道陣の前に姿を現した。副大統領候補に指名されたペンス・インディアナ州知事や家族の出迎えを受け、大統領候補としての決意を述べた。
トランプ氏「とても光栄。我々は本選挙でもここ(激戦州)オハイオ州で勝利する。オハイオ州で再び勝利し、すばらしいアメリカを取り戻そう」
党大会3日目の山場は、副大統領候補に指名されたペンス氏の演説。しかし21日になって、初日に演説したメラニア夫人の原稿を書いたライターが、8年前のミシェル・オバマ大統領夫人の演説を盗作したことを認めた。これまでトランプ陣営は非を認めてこなかっただけに、対応の混乱ぶりが露呈した形。
本来であれば、11月の本選挙に向け、政策など重要なポイントに焦点があたるべき党大会は、3日目になってもトランプ氏とその家族ばかりが目立つという前代未聞の状況が続いている。